米消費者物価指数(CPI)は6月に、前月比で6年ぶりの低下となった。基調的なインフレを示すコア指数は前月比横ばいだった。米連邦準備制度理事会(FRB)への利上げ圧力はやや後退する格好となった。

市場関係者のコメントは以下の通り。

◎ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのケイ・ヘイグ氏:

今回の落ち着いたCPIは、米連邦準備制度理事会FRBが近く利上げに踏み切る必要性を弱める可能性が高い。ただ、イランで敵対行為が再燃したことで、利上げの可能性がなくなったわけではない。

今年は政策金利が据え置かれるシナリオもなお残っているが、紛争の再激化によって、その可能性は弱まった。

◎モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのエレン・ゼントナー氏:

FRBはインフレの高い数値にいら立ちを募らせていたので、予想より落ち着いていたこの日の統計で一息つく余地を得た。予想より低いというサプライズは、当面の政策行動に対する圧力を和らげる。

◎リーガン・キャピタルのスカイラー・ウィナンド氏:

インフレの弱い内容を示した今回のデータを受け、FRBは当面、政策金利を据え置き、利上げ観測も後退する可能性が高い。ただ、ウォーシュ議長が就任以来これまで発してきたメッセージは、ほぼ例外なくタカ派的だったことを投資家は念頭に置くべきだ。

ウォーシュ議長は消費者物価の抑制を目指しており、現時点でFRBが持つ最も有効な手段は利上げだ。

◎ソシエテ・ジェネラルの米州部門調査責任者、スバドラ・ラジャッパ氏:

市場はやや軟調なインフレ指標を予想していたが、今回の数字は市場予想をさらに少し下回る内容となった。

私がより注目したいのは、あす発表される生産者物価指数(PPI)だ。これは今月後に公表されるコア個人消費支出(PCE)の算出に反映されるため、FRBが最も重視するインフレ指標であるコアPCEをより的確に見極めることができる。

原題:Stocks, Bonds Rise as Soft CPI Curbs Fed-Hike Bets: Markets Wrap(抜粋)

原題:US Stocks Advance as Traders Parse CPI Data, Warsh Comments(抜粋)

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