(ブルームバーグ):OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は9日、同社の最新モデル「GPT-5.6」公開にあたり、トランプ米政権との協議を通じて「多くの変更」を加えたと明らかにした。
アルトマン氏は米CNBCのインタビューで、GPT-5.6の一般公開に至る数週間にわたり、ラトニック商務長官やベッセント財務長官を含む米政府高官との間で「双方向の協力的なやり取り」があったと述べた。
GPT-5.6モデル群は当初、トランプ政権から段階的な公開を求められたことを受け、一部の提携先に限定して提供されていた。OpenAIは、米政府首脳部の承認を得たとしており、同モデルを9日に一般公開する。
競合のアンソロピックは、米商務省が「ミュトス(Mythos)」と「フェーブル(Fable)」に対し、海外からの利用を禁止する輸出規制を課したため、一時的に両モデルを停止せざるを得なかった。その後、数週間の協議を行い、アンソロピックが追加のサイバーセキュリティー対策を講じたことで、規制は6月末に解除された。
アルトマン氏は、OpenAIが協議の過程でどのような変更を加えたのかについて、詳細を明らかにしなかったが、政府は新しいモデルを検証し、潜在的な問題点を確認していると述べた。
同氏は、政府との調整について「そのプロセスが分かりやすく、公平で迅速である限り、良いことだと思う」と述べた。また、「政府も本当に目標を共有しているように見える。次回、新しいモデルを公開する際には、手続きはもっと円滑になるだろう。私たちも仕組みを理解し、より適切に対応できるようになるはずだ」と強調した。
アルトマン氏は、OpenAIが米政府に株式の5%を提供することを提案したとの最近の報道について、「多くの不正確な点がある」と述べ、事実上否定した。また、年内に新規株式公開(IPO)を進める考えがあるかを問われ、「分からない」と答えた。
原題:Altman Says OpenAI Made ‘Many Changes’ During Talks With US(抜粋)
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