2日のニューヨークは危険なレベルの熱波に見舞われた。セントラルパークでは気温がセ氏38度を記録し、体感温度は約41度に達した。日陰の少ない地域ではさらに高温となり、2012年以来の猛暑が独立記念日の大型連休を直撃した。マムダニ市長は外出を控えるよう呼びかけ、市の保健当局も「危険な状況だ」と警告を発した。

猛暑の影響でイベントや交通にも混乱が広がった。セントラルパークの屋外コンサートや野外劇は中止や延期となり、アムトラックは線路設備への影響を理由に一部列車を運休、ニュージャージー・トランジットでも最長60分の遅延が発生した。観光客は日中の観光を取りやめてホテルへ戻るなど、旅行計画の変更を余儀なくされた。

暑さを避けようとロッカウェービーチへ向かった人々は、今度はサメの目撃情報による断続的な遊泳禁止に直面。強い日差しで紫外線が排ガスと反応し、地表付近のオゾン濃度が上昇、大気汚染警報も発令された。市は熱中症対策として、イベントで無料の飲料水を配布し、酒類の提供自粛や屋内開催への変更を推奨している。

エアコンの効かないユニオンスクエア駅で地下鉄を待つ通勤客(7月2日)

ニューヨークでは毎年約500人が熱中症関連で死亡しており、気温上昇とともに増加傾向にある。家庭の約90%がエアコンを備える一方、低所得地域では普及率が76%まで低下しており、住環境の格差が被害を拡大させる要因となっている。7月1日には熱中症による救急搬送が今年最多の43件を記録し、市は熱波警報に合わせて立ち退きの執行も一時停止した。

ニューヨークでは3日も猛暑の予報が出ている
熱波を避けて日陰で座り込む人たち(7月1日)

原題:NYC Heat Dome at 106F Threatens Holiday Weekend Festivities (1)(抜粋)

--取材協力:Michelle Kaske.

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