欧州最大のソフトウエア企業、SAPはAI技術の開発に資源を重点配分し、新たな競合への対応を強化するため、採用と出張を抑制してコスト削減を進める。

ブルームバーグが確認した1日付の従業員向け電子メールによれば、同社の経営陣は「今後の新規採用は、長期的な成功に不可欠な一部の職種、主に中核的なAI関連の職種に限定する」と説明した。AI開発に直接関係しない社内出張は停止し、取引先への支出削減策も検討するという。

経営陣は、「AIが業界の将来を変えつつある中、当社は製品やAI機能への大規模な投資を行っている。さらに、追加の専門知識や技術が必要なデータとAI分野で戦略的買収も進めている」と説明し、「投資する分野と節減する分野の均衡を図ることで、SAPの競争力を維持し、長期的な基盤を確保する」と述べた。

SAPは昨年、30億ユーロ(約5500億円)超を投じた事業再編を完了し、最終的に1万人を削減した。ドミニク・アサム最高財務責任者(CFO)は昨年、今後も毎年1-2%の人員削減を続ける方針を示していた。

原題:SAP Restricts Hiring, Travel to Fund ‘Significant’ AI Push (2)

(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.