米マイクロソフトは、企業のAI導入を技術面と戦略面から支援する新組織を立ち上げ、約6000人を配置する。

同社の発表によると、新組織にはエンジニアリングや企業研修、経営戦略のほか、業界ごとの専門知識を持つ人材をそろえる。

マイクロソフトのコマーシャルビジネス部門を率いるジャドソン・アルソフ氏は、ブルームバーグTVとのインタビューで、「こうした取り組みには高度に専門的なスキルが求められる。銀行業界で20年の経験を積んだ人をはじめ、小売りやエネルギー、ライフサイエンスなど各業界に精通した人材を確保している」と語った。

同氏は、顧客との連携をこれまで以上に深めることで、企業のAI導入を効率的に支援できるほか、そこで得た知見をマイクロソフトの製品開発にも生かせるとの考えを示した。

従来、ソフトウエア各社は利益率の低い導入支援業務をコンサルティング会社に委ねてきた。しかし、AI時代に入り、企業が最先端のAIツールを導入するには、これまで以上の支援が必要だとの認識が広がっている。

顧客企業にエンジニアを配置して導入を支援する手法は、パランティア・テクノロジーズが広め、その後、セールスフォースやOpenAIにも採り入れられた。アマゾン・ドット・コムのクラウド部門、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)も先に、同様の取り組みを発表した。

アルソフ氏によると、新組織の設立には、AI導入コストの膨張を懸念する顧客の声も背景にある。マイクロソフトは、高価なAIモデルを低コストのモデルに切り替えるなど、企業がAIを効率的に活用できるよう支援していくという。

原題:Microsoft Mobilizes 6,000 Workers to Help Customers Adopt AI (1)(抜粋)

--取材協力:Rebecca Torrence.

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