(ブルームバーグ):米ナイキの株価が6月30日の時間外取引で下落した。3-5月(第4四半期)決算は、売上高と利益がともに市場予想を上回ったものの、経営陣が慎重な見方を示した。
退任予定のマット・フレンド最高財務責任者(CFO)は、製品の販売を進める取り組みについて「引き続き厳しい状況にある」と述べた。エリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)も、売上高の伸びに「逆風」があるとの認識を示した。
3-5月期の売上高は110億ドル(約1兆7900億円)で、ブルームバーグが集計した市場予想平均を上回った。関税に関連する還付金の影響もあり、1株利益も市場予想を大きく上回った。一方、傘下のブランド「コンバース」は引き続き低調だった。
ヒル氏が2年近くナイキを率いてきたが、成長軌道を取り戻す取り組みは思うように進まず、市場ではいら立ちも広がっていた。今回の決算は前進を示したものの、経営陣に対して業績改善を求める圧力が大きく和らぐには至らないとみられる。
投資家の懸念材料となっている中華圏事業の業績は振るわなかったが、市場予想の範囲内だった。欧州、中東、アフリカを含む地域の売上高は、市場予想並みだった。
ニューヨーク市場の引け後の時間外取引で株価は一時4%下落した。一方、30日の通常取引終了時点で年初来では36%下落している。
原題:Nike Declines Following Cautious Commentary on Demand (2)(抜粋)
(経営幹部のコメントや最新の株価を追加して更新します)
--取材協力:Marc Davies、Kaitlyn Pohly.
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