米銀JPモルガン・チェースは、トランプ政権が支援する石油掘削会社向け7億7500万ドル(約1260億円)のローンについて、15%という高い金利を提示したにもかかわらず、投資家の需要を集めるのに苦戦している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者によると、セーブル・オフショア向けローンの販売は29日時点でも継続している。当初、投資家による申込期限は26日だった。関係者は公に発言する権限がないとして匿名を条件に話した。

今回の販売難航は、投資家需要が総じて旺盛なレバレッジドローン市場とは対照的だ。同市場では、複数企業が借り換えや買収資金向け融資で条件を改善したり、募集期限を前倒ししたりできる状況となっている。

JPモルガンはコメントを控えた。共同主幹事を務めるジェフリーズ・ファイナンシャル・グループとセーブル・オフショアは、コメント要請にすぐには応じなかった。

セーブル・オフショアは、カリフォルニア州での操業権を巡る法的係争を抱えているが、10年以上にわたる中断を経て3月に石油掘削を再開した。トランプ大統領が冷戦時代の権限を行使し、州政府による計画への反対を退けたことを受けた措置だった。

同社は当初、この融資で10億ドルの調達を目指し、当初の投資家申込期限を6月23日に設定していたが、需要低迷を受けて融資額を2億2500万ドル縮小した。

今回の調達資金は、無担保での資本市場からの資金調達と合わせ、6月26日に返済期限を迎える予定だったエクソンモービルからのタームローンの借り換えに充てられる。同社は先週、返済期限を7月24日まで延長するため、エクソンに3000万ドルを支払うことで合意したと、提出資料で明らかにした。

事情に詳しい関係者によると、この返済期限は現在、7月末まで延長される方向だ。

今回提案されている融資は固定金利15%で、額面1ドル当たり97セントのディスカウント価格で販売されている。償還期限は2年半と、米レバレッジドローン市場では平均よりかなり短い異例の期間となっている。

また、融資条件には、融資期間中に元本の一部返済を義務付ける条項も盛り込まれており、債務不履行(デフォルト)リスクの低減につながる可能性がある。

原題:JPMorgan Struggles to Find Demand for Oil Driller’s 15% Loan (1)(抜粋)

--取材協力:Gerson Freitas Jr.

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