(ブルームバーグ):韓国の主要株価指数である韓国総合株価指数(KOSPI)が一時3.4%下落した。サムスン電子とSKハイニックスによる投資額が10年間で最大2000兆ウォン(約210兆円)に達する可能性があると報じられており、29日にも発表されると見込まれている。一方、今年に入り出遅れが目立っていた小型株のコスダック指数は上昇した。
サムスン電子とSKハイニックスがKOSPIを押し下げた。その後、LGエナジーソリューションなど電池関連株が上昇し、KOSPIの下げ幅は1%まで縮小した。
NHインベストメント・アンド・セキュリティーズの株式セールストレーダー、ロイ・リム氏は、恩恵を受ける銘柄として韓国の半導体製造装置(SPE)関連や電力網関連を市場は注目していると指摘した。
ユージーンインベストメント・アンド・セキュリティーズのアナリスト、ホ・ジェファン氏は、この大型プロジェクトは、供給網のボトルネック緩和に不可欠な半導体サプライチェーン関連銘柄に恩恵をもたらすとの見方を示した。
コスダック指数は一時7.5%上昇した。同指数は4月の高値から先週26日までに30%下落していた。
ミレーアセット証券のストラテジスト、ソ・サンヨン氏はリポートで、「これまでコスダックは半導体株への資金集中を背景とした売り圧力に押されていたが、コスダック市場の活性化に向けた政策支援への期待が一段と高まっている」 と指摘した。
さらに「電池やバイオテクノロジーなどのセクターが大幅に上昇し、指数を押し上げている。これらのセグメントはKOSPIでも大きく上昇しており、市場全体でローテーション相場が進行していることを示唆している」と述べた。
一方、KOSPI200ボラティリティ指数は過去最高水準付近で推移している。
ジアン・インベストメント・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、キム・ドジュン氏は、「半導体株のボラティリティは極めて高い水準にあり、KOSPIの最近の値動きは新型コロナウイルス禍の時期に匹敵する。通常の市場環境とは言い難い」と述べた。
その上で「市場はファンダメンタルズよりもセンチメントに大きく左右されており、過度な感応度の高まりによって、単一のファンダメンタルズ要因を相場のよりどころとすることが難しくなっている」と指摘した。
原題:Korea’s Kospi Drops Ahead of Samsung, SK Hynix Investment Plan(抜粋)
(第1段落以降に最新の値動きなどを追加して更新します)
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