トレーダーの間で、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測が後退している。原油価格の下落を受け、インフレが高止まりするリスクが和らいでいることが背景にある。

市場では4月以降初めて、2026年末までに政策金利を2.50%へ引き上げるための0.25ポイント利上げが完全には織り込まれなくなった。ECBが2週間前に中銀預金金利を2.25%へ引き上げる前の時点では、この追加利上げまでを市場はほぼ確実視していた。

米国とイランの軍事衝突が始まった当初は、世界的なエネルギーショックを受け、インフレ圧力が強まるとの見方から、市場では4回近い利上げが織り込まれていた。

みずほインターナショナルのマルチアセットストラテジスト、エヴリン・ゴメス・リヒティ氏は「市場が利上げ期待を見直すのは自然なことだ」と指摘した。一方で、ECB内には依然として慎重姿勢を崩さず、追加利上げの必要性を排除していない政策当局者もいると述べた。

原題:Traders Curb Bets for ECB Hikes to Less Than a Quarter Point

(抜粋)

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