イギリス最大の独立系映画祭「レインダンス・フィルムフェスティバル」で日本人監督の作品が国際長編部門の最優秀賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞は逃しました。

イギリス最大の独立系映画祭、「レインダンス・フィルムフェスティバル」。映画界の巨匠、クエンティン・タランティーノ監督らが無名時代に参加したことで知られています。

その映画祭で日本人の清水友翔監督の作品「トーキョーナイトフォール」が国際長編部門の最優秀賞にノミネートされました。

「トーキョーナイトフォール」は、孤独を抱えながら「死」と向き合い、葛藤する若者の姿を描いたヒューマンドラマです。

なぜ、若者の「死」をテーマに選んだのか。そこには、監督自らの経験があるといいます。

「トーキョーナイトフォール」監督・脚本 清水友翔さん
「ロサンゼルスに4年住んでいたときにコロナが流行り始めて。いきなり誰とも接することができない、言語も通じないという感じがすごく孤独で… 本当に苦しい時って自分と同じ、共感できるもので救われることもあると思うので、当事者にとってプラスになる作品にしたいなと思いました」

服部役/廣中太河さん
「僕はこの映画を通して『死』を知ることで『生』を感じられる、生きる希望になる作品になってくれたらいいなと思います」

能津役/田中光輔さん
「僕の台詞で『俺らがいるだろ』っていう台詞があるんですけど、その感じを『ナイトフォール』を通して感じてもらえたら嬉しいなと」

映画祭の主催者は、イギリスの若者の間にも広がる「孤独」というテーマを、独自の視点で描いたことを評価。

レインダンス映画祭 創設者 エリオット・グローブ氏
「この作品には、世界中どこにいる人の心にも響く普遍的な物語があります。それは、『孤独』という誰もが抱える感情に触れているからです」

惜しくも受賞は逃したものの、プレミア上映には多くの観客が詰めかけました。

アンナ役/葵うたのさん
「終わった後に直接ご意見をいただけて、熱量を肌で感じられて、すごく嬉しかったです」

「トーキョーナイトフォール」は日本では来月31日から公開予定です。