米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレ圧力が広がっている兆候を踏まえ、今月公表された米連邦準備制度理事会(FRB)の経済見通しで年内1回の利上げを見込んだと説明した。

カシュカリ氏は26日、コロラド州アスペンでブルームバーグ・ニュースの取材に応じ、「インフレを懸念している。その要因は中東情勢だけではない。経済全体でインフレ圧力が広がっていると感じている」と語った。

年初には鈍化の兆しが見えていたインフレは、過去3カ月で加速した。イランでの戦争を受けて原油価格が上昇したほか、幅広い品目で値上がりがみられた。一部のFRB当局者の間では、インフレ圧力がより広範囲に広がり、根強さを増しているため、一段と積極的な対応が必要になるとの懸念が強まっている。

FRB当局者がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数は5月、前年同月比で4.1%上昇し、2023年4月以来の高い伸びとなった。インフレ率は5年以上にわたり、FRBの目標である2%を上回って推移している。

カシュカリ氏は「労働市場に大きな打撃を与えることなく、妥当な期間でインフレ率をどう目標まで引き下げるか。それが私たちが取り組んでいる課題だ」と語った。

原題:Kashkari Says Fed May Need to Raise Rates Amid Broad Inflation(抜粋)

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