(ブルームバーグ):野村ホールディングス(HD)の奥田健太郎社長の前期(2026年3月期)報酬総額は16億4460万円だった。2期連続で最高益となった好業績を背景に、昨年更新した歴代社長の最高額を塗り替えた。
野村HDが22日に提出した有価証券報告書で明らかになった。奥田氏の報酬はその前の期(12億790万円)に比べ36%増加した。業績連動部分が増えた。ホールセール部門長を務めるクリストファー・ウィルコックス氏の前期報酬額は奥田氏を上回る25億6020万円だった。その前の期の22億8780万円から12%増えた。
奥田社長ら執行役8人の報酬総額は約74億円と過去最高水準だった25年3月期の46億円(同7人の合計)を60%上回った。
同社の業績は株高や活発な企業再編を背景に、国内営業のほか、トレーディングや投資銀行業務などを担うホールセール部門が好調で、前期の連結純利益は3621億円と過去最高を記録。経営目標として掲げる自己資本利益率(ROE)8-10%も2期連続で達成した。
奥田氏の報酬額は国内金融機関の経営トップの中でも目立つほか、国内企業全体でも上位に食い込みそうだ。同業で大和証券グループ本社の荻野明彦社長の4億8900万円を大きく上回り、トヨタ自動車の豊田章男会長の21億1300万円、東京エレクトロンの河合利樹社長の20億5000万円などに続く水準となった。
奥田氏の報酬を上回るウィルコックス氏はJPモルガン・チェースの出身。2022年10月にホールセール部門長に就任した。同部門は純営業収益の5割超を占めている。
野村HDの広報担当者は、取締役・執行役の報酬はグループ全体の業績や各人の業績、成果などを踏まえ、報酬委員会で審議、決定しているとコメントした。
(5段落目に東京エレクトロン社長の報酬額を追加します)
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