(ブルームバーグ):シンガポールでは、2023年に特別就労ビザが導入されて以降、同ビザを保有する高所得の外国人が2倍余りに増加した。世界から優秀な人材を呼び込もうとする同国の取り組みが鮮明になっている。
ラウ人材開発相代行は5日の書面による議会答弁で、「海外ネットワーク・技能(ONE)パス」保有者数は制度開始時には3600人だったが、2年後には8500人へ増加したと明らかにした。
人材開発省によると、ONEパスの取得には、過去1年間に月額3万シンガポールドル(約370万円)以上の固定給与を得ているか、シンガポールでの新たな雇用先から同額以上の給与を受け取る予定であることが条件となる。ラウ氏によると、これまでの保有者の約70%は、金融・保険、情報通信、専門サービスの3業種で働いている。
ONEパスは、外国人高度人材を誘致・定着させるというシンガポールの戦略を後押しするものだ。同様の取り組みは香港など他の金融ハブでも進んでいる。
シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行)は、資産運用会社や金融人材の海外流出を阻止するため、減税措置について協議を進めている。
原題:Singapore Talent Visas for Higher Earners Double Since Launch(抜粋)
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