日本銀行の氷見野良三副総裁は22日、必要な利上げが遅れた場合、政策判断で重視している基調的物価上昇率が2%物価目標を超えるリスクが顕在化する可能性があるとの見解を示した。衆院予算委員会で答弁した。

氷見野氏は、基調的物価が2%目標を超えて上昇するリスクがある現在のような状況では、金融緩和度合いの必要な調整が遅れると「そうしたリスクが顕在化し、それがその後の景気下押しにつながる恐れがある」と語った。

先週実施した利上げ後も、「実質金利は短期中期のゾーンを中心にマイナスが続くなど緩和的な金融環境は維持されると見込まれる」と指摘。引き続き経済活動はしっかりとサポートされるとの認識を示した。

日銀は16日の金融政策決定会合で、政策金利を31年ぶり水準となる1.0%程度に引き上げた。今後も利上げによる政策の正常化路線を継続する方針を維持した。

--取材協力:氏兼敬子.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.