ペルシャ湾内で3カ月余にわたって足止めされていた液化天然ガス(LNG)タンカーがホルムズ海峡に向かっているもようだ。米国とイランは同海峡の再開で合意したと明らかにした。

ブルームバーグがまとめた船舶追跡データによると、インド国営輸入業者と長期用船契約下にあるLNGタンカー「Disha」は、アラブ首長国連邦(UAE)の北方海域を航行しており、オマーンに接近している。

同船は3月1日ごろにカタールのラスラファン施設でLNG貨物を積み込んだが、その後海峡を通過できず、湾内から出られない状態が続いていた。

世界の石油・ガス輸送の重要な要衝となっているホルムズ海峡周辺では、15日未明時点で他船の動きは限定的に見える。船主やトレーダーは、米国が発表し、イラン側も確認した今回の合意の詳細が明らかになっていないことから、慎重姿勢を崩していない。

ホルムズ海峡は、2月末に米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まって以降、事実上封鎖されていた。理論上は海峡の通航を再開させ、双方による封鎖を終わらせる合意であっても、イランが海峡支配を通じて持つ影響力を考えれば、実際の運用にはなお複数の障害が残る可能性もある。

原題:LNG Tanker Heads Toward Hormuz as Deal Raises Hopes of Reopening(抜粋)

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