サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会の開会式の一部を視聴できなかったとして、開催国メキシコで人気の動画配信アプリ「ViX」の契約者が返金を求めている。開始と同時に配信障害が発生したためだ。

「開会式の配信に影響を与えている技術的な不具合を検出した。現在、当社のチームが解決に向けて取り組んでいる」と、11日に行われたメキシコ対南アフリカの開幕戦の約1時間前に、ViXはSNSに投稿した。

一部のユーザーはエラー画面のスクリーンショットをネット上で共有し、返金を求めた。

「最悪のサービス。サブスクリプション料金を支払ったのに、開会式を見逃してしまった。補償か全額返金を要求する。集団訴訟の準備をする必要がある」と、ホルヘ・ルイスさんはX(旧ツイッター)に投稿した。怒りを募らせたユーザーたちは同様のメッセージを相次いで投稿し、返金対応を促すため、メキシコの消費者保護庁に協力を求める構えを見せた。

スペイン語の動画配信で世界最大手のテレビサユニビジョンが所有するViXは、動画プラットフォームとして唯一、今年メキシコで行われるワールドカップの全試合を配信する権利を持っている。

5週間にわたって開かれる世界最大のスポーツイベントの全試合を視聴できる999ペソ(約9300円)のプランを、ViXは何カ月にもわたって宣伝していた。

ViXは別の投稿で、開幕戦開始後30分以上経過した後に技術的な問題を解決したと発表したが、その後も一部のユーザーからは配信が途切れがちであるとの苦情が続いた。

原題:World Cup Streaming Glitches in Mexico Spark Demands for Refunds(抜粋)

--取材協力:Valentine Hilaire.

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