日本最大級のAIデータセンター建設に、アラブ首長国連邦(UAE)が最大1兆円の投資を検討していることが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者によれば、データセンターの規模は500メガワット程度を想定しており、実現すれば日本最大級となる見込み。秋田県での建設が計画されている。近隣地域に事業拠点設置を模索するサプライヤーなどの投資を含めると、プロジェクトの総投資額は2兆円規模に上る可能性がある。

データセンターや関連インフラの建設は日本の企業連合が担う可能性が高いという。関係者は非公表の情報だとして匿名を要請した。

このプロジェクトへの投資を検討しているUAE企業は、政府系ファンドのムバダラ・インベストメント。ほかの国内外の投資家も参加する見込みだ。地政学的なリスクが比較的低い日本などの国々への投資に関心が高まっていることを象徴している。

ムバダラの担当者はコメントを控えた。

日本もAIの普及に向け計算資源となるデータセンターの整備に注力している。政府は6月に公表した成長戦略で、投資促進税制の活用でデータセンターやクラウドの整備を後押しする考えを示した。2035年度までに官民で32.7兆円を投じる見通しも示している。

日本企業や秋田県などがAIデータセンターを建設し、UAEが投資する方向で協議していると、日本経済新聞が先に報じていた。

--取材協力:鈴木克依.

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