(ブルームバーグ):ソフトバンクグループは5日、個人投資家を主な対象とする劣後債の発行条件を決めた。金額は2600億円で、利率は同社の円建て債として最高水準となった。今年度2度目の個人向け債の発行となる。
発表資料によると、発行するのは最終償還年限が35年で、発行から5年後に期限前償還が可能となる劣後債。当初5年間の利率は年5.12%、仮条件は同4.8-5.6%だった。
ソフトバンクGはChatGPTを手掛ける米OpenAIへの出資など、人工知能(AI)関連投資を加速させている。同社がOpenAIに総額600億ドル超の出資を計画する中、市場では巨額投資の資金調達や収益化に関心が集まっている。

同社はOpenAIへの出資資金として400億ドルのブリッジファイナンスを設定しており、2027年3月までの返済が必要。保有資産の活用や資本市場からの調達などを通じて返済原資を確保する方針だ。
ただ、競合のアンソロピックが技術開発で存在感を高める中、OpenAIの競争力や将来の収益性を巡って市場の評価は分かれている。関係者によれば、ソフトバンクG内部でも一部幹部から投資規模の妥当性について慎重な見方が出ていた。

ソフトバンクGは4月にも4180億円の個人向け劣後債を発行した。今回を含めると、今年度の個人向け債による調達額は6780億円となる。主幹事はSMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、野村証券、みずほ証券が務める。
(第3段落以降に資金需要や調達の背景を追記し更新しました)
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