(ブルームバーグ):人工知能(AI)やその他のテクノロジーツールが業務を担い、多くの従来型キャリアの入り口を狭める中でも、バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、採用を継続している。
BofAのグローバル人材責任者ジョシュ・ブロンスタイン氏によると、来週には2000人の夏季インターンと、大学から採用した2000人の新卒社員がオフィスに集まる。リテール銀行業務、投資銀行業務、法人向け銀行業務など、8つの事業部門でキャリアをスタートさせるという。
ブロンスタイン氏はインタビューで、採用について「当社にとって重要な人材育成パイプラインで、多様な人材を迎え入れ、長期的なキャリアを築いてもらうためのものだ」と語った。また、「テクノロジーによって仕事内容が変化することは確かだが、それが大学新卒採用の全体的な需要の変化を意味するわけではない」と強調した。
BofAは、人員数を横ばいに維持することでコスト抑制を図る一方、社内で人材を再配置し、AIを活用して業務効率を高めている。同行経営陣は昨年、収益拡大と各事業部門の効率性比率改善を目指す複数の財務目標を示した。
BofAは2025年に世界で約1万8000人を採用し、年末時点の従業員数は21万3207人となった。1-3月期(第1四半期)には21万2134人へ減少したものの、ブロンスタイン氏は採用ペースは前年とほぼ変わらず、夏季インターンや新卒採用者の規模もほぼ同水準だと述べた。
米国ではイラン戦争によるエネルギーコスト上昇への対応を企業が迫られる中でも、4月の求人件数が約2年ぶりの高水準へ増加し、人員削減も減るなど、労働市場は底堅さを示している。
ブロンスタイン氏は、自然減による人員調整を進め、テクノロジーを活用して別の形で事業を拡大していく考えを示した。同氏は「AIのような技術導入によって、新たな余力が生まれることは理解している」と語った。
原題:Bank of America Bucks AI Job Fears With 2,000 Summer Interns(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.