人工知能(AI)スタートアップの米コグニションAIは、最新の資金調達ラウンドで企業価値を260億ドル(約4兆1500億円)と評価された。10億ドル超を調達し、AIを活用したソフトウエア開発企業への旺盛な投資需要を改めて示した。

同社によると、今回の資金調達はベンチャーキャピタルのラックス・キャピタルやゼネラル・カタリスト、8VCが共同で主導。リビット・キャピタル、アトレイデス・マネジメント、ピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンドなども参加した。同社の企業価値は昨年9月の前回ラウンドから2倍超に拡大した。

2023年創業のコグニションAIの主力製品は、プログラミング作業を自動化するAIエージェント「Devin」だ。同社の年間換算売上高は昨年5月の3700万ドルから4億9200万ドルに拡大しており、年内に10億ドル突破を目指している。成長をけん引しているのは、ゴールドマン・サックスやメルセデス・ベンツ、米政府機関向けなどの法人向け販売だ。

OpenAIやアンソロピックなどは、AIによるコード生成を有望な成長市場とみて力を入れている。イーロン・マスク氏率いるスペースXも先月、AIコーディングの新興企業カーソルを600億ドルで買収する権利を取得した。

コグニションAIの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のスコット・ウー氏は、自社サービスについて、大手AI企業の技術と競合するのではなく、補完関係にあると述べた。同社は独自モデルに加え、OpenAIやアンソロピックの技術も活用しており、顧客ニーズに応じて最適なツールを提供できるという。

原題:AI Coding Firm Cognition Raises $1 Billion at $26 Billion Value(抜粋)

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