(ブルームバーグ):米国で永住権の取得を目指す外国人は今後、グリーンカード(永住者カード)を申請するため、一度出国する必要が生じる。トランプ大統領による大規模な移民取り締まりの中で、合法移民にも広範な影響を及ぼす可能性がある措置が22日発表された。
米市民権・移民局(USCIS)のカーラー報道官は声明で、「米国に一時的に滞在しており、グリーンカード取得を希望する外国人は、特別な事情がない限り、申請のために母国へ戻らなければならない」と説明した。
新たな制度の詳細な運用方法はまだ不明だが、総領事館など在外公館での手続き義務化に伴い、多くの人が予約待ちによって数週間から数カ月、あるいは数年にわたり足止めされる可能性がある。
その結果、家庭生活に影響が及ぶほか、外国人従業員の永住権取得を支援する企業側の計画にも支障が出る恐れもある。
不法移民にとっては、さらに大きなリスクが生じ得る。無許可で入国した後、米国民と結婚したケースなどでは、永住権申請のために出国した際、過去の入国経緯を審査された結果、米国への再入国を認められなくなる恐れがある。
また、申請が却下された場合でも、異議申し立てや再審査を求める手段はほとんどないとみられる。
ボストンの移民弁護士エリザベス・ゴス氏は問い合わせが相次いでいると明らかにし、「強制送還できない人々を追放しようとする新たな手段だと思う」と指摘した。
原題:Trump to Make Foreigners Leave US to Apply for Green Cards (3)(抜粋)
--取材協力:Pierre Paulden、Brendan Walsh.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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