アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれているNPT=核拡散防止条約の再検討会議は、合意に至らず最終文書を採択できずに閉幕しました。最終文書の採択ができないのは2015年以降、これで3回連続です。

議長
「最善を尽くしましたが、会議は合意に至る状況にはないものと理解しています」

水面下での交渉が続き、2時間以上遅れて始まった全体会合で議長はこのように述べ、全会一致が必要な最終文書案を採択に付さない意向を示しました。

最終文書案は採択にこぎ着けるため、これまで4度の改訂が行われ、内容が大幅に絞り込まれていました。

しかし、イランの核問題について「イランはいかなる核兵器も決して追求、開発、取得してはならない」とした項目をめぐり、アメリカは残すよう主張した一方、イランは削除を求めていて、最後まで溝が埋まらなかったとみられます。

最終文書が採択できないのは2015年以降これで3回連続で、NPT体制への信頼が大きく揺らぎかねない結果となりました。