(ブルームバーグ):ソフトバンクグループ株が一時前日比20%(1000円)高の6039円と制限値幅の上限まで急騰し、2020年3月以来の日中上昇率となった。
同社が出資するOpenAIが、数週間以内に新規株式公開(IPO)を申請する準備を進めていることが分かった。関係者によると、OpenAIはゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーと連携し、早ければ22日にも非公開でIPO申請を行う方向で作業を進めている。
アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、OpenAIの上場により資産の流動性が上がり、市場価格も適正評価しやすくなると指摘。ソフトバンクGの投資家にとってポジティブだと話した。
ソフトバンクGがこれまでOpenAIに約束した出資額は600億ドル(約9兆5000億円)超に上る。巨額の資金を一極集中させる姿勢に対し、市場では懸念が高まってた。ソフトバンクG社内の一部でも、OpenAIのサム・アルトマン氏に心酔しているように見える孫正義氏の姿勢に不安が強まっていると、ブルームバーグは20日報じた。

20日には、ソフトバンクGの出資先の一つであるデジタルインフラ企業の米SBエナジーも、米国でのIPOに向け非公式に登録届け出を行う計画を資料で明らかにした。
アイザワ証の三井氏は、アーム・ホールディングス株が前日に上昇していたことも、財務懸念で調整していたソフトバンクG株の買い戻しを加速させたと指摘。その上で、予定されている秋のOpenAI上場までは、米アンソロピックなど競合各社を巡る業界環境や、OpenAIの時価総額に対する評価により株価は左右されるだろうと話した。
(市場関係者のコメントや背景を追加します。更新前の記事で関連記事の企業名は修正済みです)
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