(ブルームバーグ):OpenAIは、数週間以内に新規株式公開(IPO)を申請する準備を進めており、今秋の上場を目指していることが、計画に詳しい関係者の話で分かった。
関係者によると、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーと連携し、早ければ22日にも非公開でIPO申請を行う方向で作業を進めている。ただ、具体的な時期はなお流動的だという。情報が非公表であることを理由に、関係者が匿名で語った。
OpenAIは発表文で、「当社は定期的にさまざまな戦略的選択肢を検討している。引き続き事業執行に注力している」と説明した。
ブルームバーグ・ニュースはこれまでに、OpenAIが半導体、データセンター、人材確保への巨額投資に必要な資金を調達する幅広い取り組みの一環として、早ければ年内のIPO実現に向けて準備を進めていると報じた。
競合のアンソロピックやスペースXもIPOを準備しており、スペースXは早ければ米国時間20日にも申請書類が公開される可能性もある。
ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーはコメントを控えた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は20日、OpenAIのIPO申請計画について先に報じた。ロイター通信は昨年10月、IPOで同社の評価額が最大1兆ドルに達する可能性があると伝えている。
OpenAIを巡っては、イーロン・マスク氏が同社とその共同創業者であるサム・アルトマン氏を相手に起こしていた訴訟が退けられ、IPO計画上の大きな不確実要因が取り除かれていた。OpenAIの初期投資家だったマスク氏は、アルトマン氏の下でOpenAIが公益に資するという使命を裏切り、営利企業へ変質したと主張していたが、同氏が提訴までに時間をかけ過ぎたと陪審団は判断した。
対話型人工知能(AI)「ChatGPT」の公開以降、OpenAIは世界で最も価値が高く、影響力の大きいAI企業の1社に変ぼうした。4月には、8520億ドルの企業価値のもと1220億ドルを調達し、創業以来最大の資金調達を成功させた。
原題:OpenAI Is Preparing to File for an IPO in the Coming Weeks (2)、OpenAI Preparing for IPO Filing in Days or Weeks, WSJ Reports(抜粋)
(関係者の話を基に書き換えました)
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