欧州中央銀行(ECB)は中東での戦争を発端として生じた経済的な課題に対応せざるを得ないかもしれないと、ECB政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁が述べた。

ナーゲル氏は19日、ブルームバーグテレビジョンに対し、「エネルギー供給の衝撃が長期化し、欧州は基本シナリオから逸脱しつつある」と指摘。「それは恐らく、何らかの対応が必要だということを意味する」と続けた。

6月の利上げを意味しているのかとの質問に対し、自身や他の委員はデータに基づいて判断するとくぎを刺しつつ、物価圧力が広がる可能性は高まっているとの認識を示した。

「至る所でインフレが加速する可能性が増している」とナーゲル氏は述べ、「これは考慮が求められる状況で、われわれは次の会合でそうする」と続けた。

戦争を主な要因とするエネルギーコスト上昇でインフレ率が目標の2%を超えてさらに高進する中、ECBは利上げを検討するとのシグナルを発してきた。ただし政策委員の一部は、原油やガス価格の上昇が経済活動を圧迫し、二次的なインフレの波及リスクを抑える可能性があるとして、なお慎重姿勢を求めている。

原題:Nagel Says ECB May ‘Have to Do Something’ as Iran Shock Persists(抜粋)

--取材協力:Nick Heubeck.

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