物価高による企業の倒産が、4月は108件に上りました。2018年の調査開始以来、過去最多となっています。

帝国データバンクによりますと4月の全国の倒産件数は899件でした。去年の同じ月と比べると8.8%の増加で、去年の同じ月を上回るのは5か月連続です。

中でも目立ったのは物価高による倒産です。4月の「物価高倒産」は108件にのぼり、2018年の集計開始以来最多となっています。最も大きな要因は原材料価格の高騰で、次いで人件費やエネルギーコストの上昇が影響しました。

調査した帝国データバンクは、「中東情勢を背景とする原油・原材料調達コストの上昇と供給不足が懸念されるなか、企業活動への影響が顕在化し始めている」と分析。

「値上げや出荷調整などの動きは今後も続く」としたうえで、「価格転嫁が思うように進まなければ中小・零細規模企業の収益面を圧迫し、倒産件数を押し上げる可能性がある」との見通しを示しています。