(ブルームバーグ):4日の米株式市場では、S&P500種株価指数が下げを拡大している。中東の緊張が再び高まり、脆弱(ぜいじゃく)な停戦が脅かされるとの懸念から、原油価格が上昇。エネルギーコストは高止まりし、インフレリスクが強まっている。
S&P500種は一時0.2%高となり、日中ベースの過去最高値に迫ったが、その後に下げ幅を拡大している。
先週は週間ベースで5週連続で上昇し、2024年以降で最長の上昇局面となった。
ニューヨーク時間午後0時7分現在は以下。
北海ブレントは欧州時間帯に5%超上げて1バレル=114ドル台を付けた後、一時上げ幅を縮小していたが、再び114ドル台に乗せた。
米国債利回りは全ての年限で上昇。原油相場が4年ぶり高水準近辺で推移していることや、米経済が依然堅調なことを最近のデータが示唆していることが背景にある。
アラブ首長国連邦(UAE)は4日、米国とイランの停戦が約1カ月前に発効して以来初めて、ミサイル脅威に関する警告を発した。今回の警告がUAEを標的とした飛翔(ひしょう)体に対応したものなのか、それともホルムズ海峡周辺での緊張激化に関連するものなのかは明らかになっていない。
同日これより前、韓国当局はホルムズ海峡の船舶で爆発と火災があったことを確認した。聯合ニュースが伝えた。
トランプ米大統領は3日、ペルシャ湾で足止めされている船舶のホルムズ海峡通過を米国が支援すると表明したが、海運業界の幹部らは困惑している。攻撃は続いており、航行はほぼ停止されたままだ。
米国は米海軍艦艇がミサイル攻撃を受けたとするイランメディアの報道を否定した。ニュースサイトのアクシオスが米高官の話として伝えた。
外為
外国為替市場では、ドルが他の主要通貨の大半に対して上昇。原油高を背景に、ノルウェー・クローネは対ドルで上げている。
ホルムズ海峡を巡る情勢は不透明感が強い。ベッセント米財務長官は4日、船舶を護衛する米国主導の作戦に参加するよう同盟国や中国に呼びかけた。同海峡は米国が完全に支配しているとも主張した。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数はアジア時間帯に一時0.2%安まで下げた。トランプ氏が3日、米国の代表団がイランと「非常に前向きな協議」を行っており、「全ての関係者にとって非常に明るい結果」につながる可能性があると述べたことが背景。
ドル指数はその後、欧州時間帯に上昇。米国時間帯に入って一時上げを縮小した後、再び勢いを取り戻している。
円は対ドルでニューヨーク時間午後0時5分現在、0.2%安の1ドル=157円25銭。アジア時間には一時0.8%高の155円72銭を付け、その後0.2%安の157円30銭まで押し戻されていた。
原題:Stocks Fall, Oil Rises on Mideast Tension Flare-Up: Markets Wrap、Dollar Rises as Iran Risks Support Oil; Yen Steady: Inside G-10(抜粋)
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