(ブルームバーグ):4日の欧州株式相場は下落。ホルムズ海峡を巡る緊張再燃で原油価格が押し上げられたことが響いた。トランプ米大統領が先週末、欧州連合(EU)から輸入される自動車とトラックの関税を25%に引き上げると表明したことで、自動車株が売られた。
ストックス欧州50指数は前営業日比2%安、同600指数は1%安でそれぞれ引けた。
両指数ともに取引終了30分前から下げを拡大。アラブ首長国連邦(UAE)が同日、米国とイランの停戦が約1カ月前に発効して以来初めて、ミサイル脅威に関する警告を発したことが影響した。
ロンドン株式市場は祝日のため休場だった。
ラ・フィナンシエール・ド・レシキエのトレーディング責任者デービッド・クルク氏はこの日の下落について、「投資家が押し目買いを入れたくなる下げに過ぎない。今後3日以内に買いが入るだろう」と述べた。
個別銘柄ではBMWが終値で2.4%安、メルセデス・ベンツ・グループが3.3%安で引けた。
欧州債は下落(利回り上昇)した。イランによるドローン攻撃で、UAEのフジャイラにある主要な石油関連施設で火災が発生。これを受けて原油相場が上昇し、インフレ期待が高まった。
ドイツ2年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.73%と、最近の最高水準に近づいた。独10年債利回りは5bp上昇し、3.09%。
欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測は強まり、金利スワップ市場では6月の0.25ポイント引き上げが完全に織り込まれ、年末まででは計82bpの利上げが見込まれている。
ECB政策委員会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は寄稿文で、「6月の金融引き締めはほぼ不可避」と指摘した。
英国債市場は祝日のため休場だった。
原題:European Stocks Decline on Iran Tensions, Trump’s Tariff Threat、Bunds Slump on Rising Tensions in Middle East: End-of-Day Curves(抜粋)
--取材協力:Jonas Ekblom.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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