米電気自動車(EV)メーカーのテスラが22日発表した1-3月(第1四半期)決算では、利益がウォール街の予想を上回った。同社はEV需要が世界的に回復しつつあるとし、長く低迷してきた自動車事業の回復の可能性を示唆した。

発表資料によると、1-3月期の調整後1株利益は41セントに増加し、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の34セントを上回った。テスラの利益が市場予想を上回るのは2四半期連続。

テスラのモデル3

テスラは、アジア太平洋や南米の一部地域で「車両需要の継続的な成長が見られた」としたほか、北米や欧州・中東地域でも需要が持ち直したと明らかにした。同社が数週間前に発表した1-3月期の自動車販売は、ここ数年で最も低調な部類に入っていただけに、今回の見解は予想外に楽観的な内容となった。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がロボットや自動運転車といった新規事業へと軸足を移す中、テスラの中核である自動車事業の動向は投資家の注目点となっている。同社は今年、200億ドル(約3兆2000億円)の設備投資を計画しており、その一環として生産拡大を進めている。

しかし、1-3月期の支出は25億ドル未満にとどまり、年間の支出見通し達成に必要な四半期当たり平均額のおよそ半分に過ぎなかった。これが同期間に14億ドルのプラスのフリーキャッシュフローを計上する一因となり、アナリストが予想していた約19億ドルのキャッシュバーンを大幅に上回る結果となった。

株価はニューヨーク市場の通常取引終了後の午後4時33分(日本時間23日午前5時33分)時点で3.6%上昇。

原題:Tesla Posts Profit Gain, Says Demand for Its EVs Is Rebounding(抜粋)

(EV需要に関する見解を追加し、株価を更新します)

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