ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアからの石油を輸送するドルジバ・パイプラインの修復が完了し、欧州向けに供給を再開できる状態になったと明らかにした。

ゼレンスキー氏は21日、Xへの投稿で「欧州連合(EU)との協議で合意した通り、ロシアの攻撃で損傷したドルジバ石油パイプラインの区間修復作業を完了した」と説明し、「パイプラインは稼働を再開できる」と述べた。

同氏は、これにより「ウクライナ向け欧州支援パッケージの凍結が解除」される見通しで、EUからの900億ユーロ(約16兆8600億円)の融資へ道が開かれるはずだと述べた。

修復は完了したものの、供給再開の状況はなお不透明だ。再開されれば、内陸国のハンガリーとスロバキアにとっては、エネルギー供給の制約緩和が見込める。

EUはロシア産原油の輸入を禁止しているが、ハンガリーとスロバキアは、代替供給はより高価で信頼性が低いとして、一時的に適用除外となっている。

ドルジバ・パイプラインの修復は、ウクライナ向け融資の阻止解除を目指すEUの取り組みにおいて突破口となる。退任するのハンガリーのオルバン首相は、ウクライナ支援の条件としてロシアからの供給再開を求めていた。

ハンガリーのマジャル次期首相は先週、ドルジバ経由の石油輸送が再開されれば、オルバン氏が阻止を解除するとの見通しを示した。

原題:Zelenskiy Says Druzhba Oil Can Resume, Paving Way for EU Loan

(抜粋)

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