米製薬大手イーライリリーは、Kelonia Therapeuticsを最大70億ドル(約1兆1100億円)で買収することで合意した。血液がん治療で有望な手法へのアクセスを獲得することになる。

リリーの発表文によると、Keloniaの株主にまず32億5000万ドルの現金を支払い、その後、開発マイルストーンに応じて追加の支払いが行われる。買収手続きは2026年下期に完了予定だという。Keloniaは、多発性骨髄腫と呼ばれる血液がんの一種を患い、既存の治療には反応しない患者の治療を目指している。

Keloniaは、CAR-Tと呼ばれる技術を採用している。従来のCAR-Tでは、患者の免疫細胞を体外に取り出し、遺伝子改変を施してがん細胞に結合させ、死滅させる。Keloniaのアプローチはそれとは異なり、「生体内」療法として知られており、1回の点滴投与後に患者の体内で直接作用する。その結果、細胞を取り出して改変したり、再投与前に化学療法を行ったりする必要がなくなる。

同社は現在、この技術を用いた最初のヒト臨床試験に向けて患者登録を進めている。

イーライリリーによるKelonia買収については、これより先、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が19日に買収が近いと報じていた。

原題:Lilly to Buy Cancer Biotech Kelonia for Up to $7 Billion (1)

(抜粋)

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