ブルー・アウル・キャピタルの共同最高経営責任者(CEO)であるダグ・オストロバー、マーク・リップシュルツ両氏は、個人向け融資の条件を見直し、自社株を担保から外した。プライベートクレジット市場の混乱で同社の株価はここ数カ月、急落している。

規制当局への提出資料によると、両氏はこれまで、金融機関から融資を確保するため、保有するブルー・アウル株の半分超を担保として差し入れていた。だが、同社が17日に開示した新たな資料では、両氏は現在、保有株を担保として提供していない。

同社の広報担当者は、この変更についてコメントを控えた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

担保に差し入れられた持ち分の情報が1年前に開示された際、その価値は約18億5000万ドル(現在のレートで約2900億円)だった。ブルー・アウルはこれまで、マージンコール(追い証)の発生時に株式を追加で売却せざるを得なくなれば、株価が「大きく下落する可能性がある」と警告していた。ただ、同じ資料によると、両氏の融資契約では、「担保として差し入れた普通株の代わりに別の担保を提供できる」としていた。

同社の広報担当者は2月、ブルームバーグ・ニュースに向けた声明で、これらのローンを追い証のない融資と位置付け、「近い将来、株式売却につながるような計画や状況はない」と説明していた。

ブルー・アウルの株価は昨年1月以降で60%強下落し、今月には上場来安値を記録した。足元では市場全体の持ち直しを背景に株価は急反発しているものの、これまでの下落分を一部回復したにすぎない。

プライベート市場の多くの関係者と同様に、両氏はプロスポーツチームの取得に資産を活用している。2024年10月には、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)のタンパベイ・ライトニングを18億ドルと評価し、過半数株式を取得した。さらに、ブラック・アウルと呼ばれるファミリーオフィスも設立している。

原題:Blue Owl Co-CEOs’ Personal Loans No Longer Backed by Firm Shares(抜粋)

--取材協力:Tom Maloney、Dylan Sloan、Olivia Fishlow.

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