4月第4週(20-24日)の日本株相場は、中東情勢を注視しながらの一進一退が見込まれる。このような中、決算を材料に個別物色が進むとみられる。

短期間での相場急上昇による過熱感が意識され、中東情勢に関するネガティブなニュースや経済指標に過敏に反応しやすい。米国とイランの停戦合意は4週の半ばに期限を迎える。停戦の延長に向けて両国の協議が進み、トランプ米大統領はイランとの合意見通しは「非常に良好」だと述べた。ただ、ホルムズ海峡の開放などには不透明感があり、相場は神経質な展開が続きそうだ。

原油価格が高止まっており、経済・物価指標への影響が注目される。21日に3月の米小売売上高、24日に3月の全国消費者物価指数(CPI)が発表される予定。生鮮食品を除くコアCPIの市場予想は前年比1.8%上昇で、前月から伸びが拡大する見通しだ。

企業決算の発表は、22日にディスコ、24日に野村ホールディングスが予定する。米国ではテキサス・インスツルメンツ(TI)やテスラが22日に行う。TIやディスコの決算で半導体の堅調な需要が確認されれば、半導体や人工知能(AI)関連株の追い風になる。

第3週の東証株価指数(TOPIX)は週間で0.6%高と続伸。米国とイランの停戦合意に対する期待感に加え、半導体関連株の上昇が相場を押し上げた。日経平均株価は史上最高値を更新した。

《市場関係者の見方》

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジスト

乱高下が続くとみる。日経平均は6万円タッチもあり得るが、好材料をある程度織り込んだ印象があり、さらなる材料がないと弱含む可能性がある。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジスト

米国とイランの交渉が順調に進めば、日経平均が6万円に到達する可能性がある。主な追い風は半導体関連企業の決算。とりわけディスコに対する期待は高く、良好な内容となればAI関連銘柄全体への買いを誘発するだろう。一方で、輸出企業を中心にイラン情勢が業績に与える影響への言及には警戒が必要だ。

--取材協力:アリス・フレンチ.

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