インデックス型の国内株式に過去最大の流入を記録

中でも顕著な動きを見せたのが、インデックス型の国内株式ファンドである。一般販売されているファンドには3月に4,400億円の資金流入があり、これまで過去最大であった2024年4月の2,600億円を大幅に上回った。

特に、日経平均株価に連動するファンドに2本を中心に3,400億円の流入を記録し、2月の純流出から大規模な流入に転じた。

3月は、日経平均株価が5万8,000円台から月末に5万1,000円目前まで7,000円以上、下落率にして10%超も急落した。

それに伴って、日経平均株価に連動するファンドを中心に押し目買いが入ったといえよう。

短期の逆張り投資だけではない可能性も

一方で、TOPIXに連動するファンドも1本(青太字)を中心に900億円の資金流入があったが、2月から増加額は300億円と小幅な伸びにとどまった。

比較的、粛々と投資している個人投資家が多いこともうかがえる。

いずれにしても、下落幅の大きさや結果的に月を通じて下落したことを考慮しても、3月の流入規模は大きかったといえる。

実際、短期投資中心の国内株式のブル・ファンドへも、1本(緑太字)を中心に3月900億円の資金流入があり、過去最大であった2024年4月の650億円を更新したものの、増加幅自体は限定的であった。

つまり、インデックス型では短期の反発を狙った買いだけではなかった可能性がある。

これまで上昇局面で買いそびれていた中長期保有目的の個人投資家のいわば待機資金が、久々の大幅下落となったこともあり、今回の下落を機に買いに動いたことも考えられる。