アクティブ型外国株式は、既存に限ると苦戦
それに対して、一般販売されているアクティブ型の外国株式ファンドには、2,800億円と2月と同規模以上が流入したが、流入額をそのまま評価できない。
流入額の半分にあたる1,400億円が、「マテリアル・イノベーション戦略株式ファンド」などの3月に新設されたファンドによるものだからである。
既存のファンドに限ると、1,400億円の流入にとどまり、2月から1,000億円減少した。
特に「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月(ヘッジなし)予想分配金提示型」は、一部で新設ファンドの乗り換えも影響したのか、1本で600億円もの資金流出を記録し、2月から流出額が倍増した。
資源関連ファンドは好調だったが
中東情勢が緊迫化する中、3月は原油を中心に資源価格が高騰したため、資源関連ファンドが総じて高パフォーマンスであった。
ただし、金関連ファンドに限っては基準価額が10%程度下落した。
そのような中、金関連ファンドには1,200億円の資金流入があったが、2月の2,000億円からは鈍化した。
このように国内株式ファンドやバランス型ファンドの販売は堅調な一方で、アクティブ型の外国株式ファンドや金関連ファンドは3月に入ってやや勢いに陰りが見えた。
この流れが今後も続くのか注目したい。

(※情報提供、記事執筆:ニッセイ基礎研究所 金融研究部 主任研究員 前山 裕亮)
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