13日の欧州市場では、ハンガリー・フォリントが急騰して4年ぶりの高値を付け、同国の株価指数も過去最高値を更新した。前日の総選挙でオルバン首相率いる与党を野党が倒して勝利したため、巨額の欧州連合(EU)資金流入につながると期待されている。

フォリントは現地時間13日午前10時5分時点で、2.7%高の1ユーロ=365.36フォリントと、2022年2月以来の高水準。ハンガリーのドル建て国債は新興国市場のうち上昇率が最も大きく、同国株の指標であるBUX指数は3.3%高まで上伸した。

ダンスケ銀行の資産運用担当者、ソーレン・モルク氏は、選挙結果はハンガリー資産にとって「新たな始まり」を意味すると指摘。今朝の展開は、野党の歴史的な勝利を見込んだポジションを構築していた投資家の判断が正しかったことが証明された格好だ。

「オルバン氏は敗北を認め、マジャル氏は適切な発言をしている」とモルク氏は述べ、「フォリント上昇とスプレッド縮小は明らかで、ハンガリー資産にとって朗報だ。このような展開を見越し、当社は過去3カ月間に買いを続けてきた」と説明した。

オルバン氏は自己流の「非リベラル民主主義」を掲げ、トランプ米大統領やロシアのプーチン大統領の支持を得てきたが、選挙結果はこれに圧倒的な「ノー」を突きつけた。

開票率99%近くとなった時点で、野党「ティサ(尊重と自由)」は定数199の3分の2を超える議席を画する見通しとなっている。これにより同党は反対に遭わずに法案を速やかに通過させ、16年にわたったオルバン体制を解体することが可能になる。

原題:Hungarian Assets Surge as Orban Loss Starts New Era for EU Ties(抜粋)

--取材協力:Matthew Burgess、Srinivasan Sivabalan、Marton Kasnyik.

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