エネルギー取引大手のVitol(ヴィトール)グループは、ロンドンのデリバティブ(金融派生商品)チームを再編している。イラン戦争初期に大きな評価損に見舞われた。事情に詳しい関係者が明らかにした。

再編の一環で一部のトレーダーは退社する可能性が高く、他のトレーダーは中央集約型のデリバティブ取引体制から離れ、個別市場に特化した現物取引チームに加わる見込み。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

これらの変更はまだ最終決定されておらず、変更もあり得るという。現時点で再編はロンドンのチームに限定されている。今回のチーム再編が、最近の運用成績に直接関連しているかは不明。

別の関係者によれば、Vitolのトレーダーは中東紛争の初期に価格急騰の逆方向のポジションを抱え、ジェット燃料を含む複数の取引で大きな評価損を被った。

一部のポジションは手じまいされたが、維持されている持ち高もあり、その後、デリバティブトレーダーは損失の一部を相殺している。

Vitolの他部門は1ー3月(第1四半期)、好調だった。1人の関係者によると、同社全体では3月および1ー3月期のいずれも利益を計上した。

同社はチーム再編やデリバティブ事業の業績についてコメントを控えた。

原題:Energy Trader Vitol Reorganizes Derivatives Team After Losses(抜粋)

--取材協力:Nishant Kumar、Jack Farchy.

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