ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、成長に向けた体制強化のため事業再編を進めており、今後数カ月で映画、テレビ、コーポレート部門にまたがる人員削減を実施する。

ラヴィ・アフジャ最高経営責任者(CEO)は、7日の従業員宛てメモで「当社の組織は過去ではなく、事業の向かう先に合わせている」と説明。「そのためには組織構造や投資配分の見直しが必要だ」と述べた。その結果、一部部門で人員を削減する一方、「将来にとって最も重要な分野」に焦点を合わせ、投資を強化するとした。

ソニー・ピクチャーズはソニーグループの一部で、ゲーム機「プレイステーション(PS)」やアニメ事業、世界有数の音楽レーベルを持つ。今回の再編では、こうした事業の連携強化を図るとともに、世界全体で「数百人」が影響を受ける。

1年余り前にトップに就任したアフジャ氏の下、同社はフランチャイズ戦略に注力し、「ジェパディ!」などのゲーム番組やアニメ、ユーチューブ事業などを通じてポートフォリオの多角化を進めている。

ソニー・ピクチャーズの人員削減は、ハリウッドが深刻な低迷と構造的危機に直面する中で実施される。映画館の閉鎖や制作停止を招いた新型コロナのパンデミックに加え、長期にわたる2度の労働争議やケーブルテレビの衰退が重なり、業界は逆風にさらされてきた。スタジオ各社が予算削減を進める中、業界全体で数千人規模の雇用が失われている。

原題:Sony Pictures Entertainment Cuts Hundreds of Jobs in TV, Film(抜粋)

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