テック株はバリュエーションが市場全体を下回る水準に低下しており、投資妙味が高まっている。ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが指摘した。

ピーター・オッペンハイマー氏率いるチームは7日付のリポートで、テック株について「成長率の予想コンセンサスに対するバリュエーションが世界の株式市場全体を下回る水準に低下した」とし、最近のテック株の出遅れが魅力的な投資機会を生みつつあると指摘した。

また、イラン戦争による世界経済への持続的なショックがあった場合でも、テック企業のキャッシュフローは景気動向の影響を受けにくいため、同セクターには追い風となる可能性があるとした。

テック企業の株価は昨年10月、売上高の急成長や利益拡大、市場支配力を背景に過去最高を更新した。その後は、人工知能(AI)への支出拡大に対する懸念や割高感の薄い他セクターへの資金シフトを受けて下落している。

投資家はこうした巨額投資に見合うリターンの規模に加え、AIが既存のビジネスモデルに与える破壊的影響にも懸念を抱いていると、オッペンハイマー氏は指摘。また、計算能力の拡張に依存する構造は、今後の成長が物理的インフラへの依存を強めることも意味すると述べた。

「これらの要因により、成長率はなお高い一方でバリュエーションは低いテック株に投資機会が生まれている」とオッペンハイマー氏。テックセクターは力強い利益と業績の上方修正が見られ、自己資本利益率(ROE)も高水準を維持していると付け加えた。

原題:Goldman’s Oppenheimer Says Tech Stock Valuations Are Attractive(抜粋)

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