(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)は3月、ここ1年余りで最も多くの金を買い入れた。イラン戦争を背景に価格が圧迫される中でも、金相場を支える重要な需要の一角が維持されていることが示された。
7日公表のデータによれば、人民銀が保有する金は先月、16万トロイオンス(約5トン)増加した。これで1年5カ月連続の保有高拡大となった。人民銀は世界有数の金の買い手として知られている。
金価格は3月に12%下落し、2008年以来最悪の月次パフォーマンスを記録した。中東で拡大した紛争によりドルが上昇し、インフレが加速した場合に米連邦準備制度が利下げできないとの見方が強まった。
また、他市場での損失を補うために一部投資家が金を売却したことも下押し圧力となった。トルコ中銀は先月、通貨リラ防衛のため約60トンの金を売却・スワップした。
人民銀が金購入を続けていることは、金に対する投資家の信頼を下支えする可能性がある。
原題:China’s Ramps Up Gold-Buying as Middle East War Dents Prices (1)(抜粋)
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