米国とイスラエルによる対イラン戦争が市場を揺さぶり、ヘッジファンド業界で最も活発に銘柄選別を行う運用者の一部が3月に大きな損失を被った。

事情に詳しい関係者によると、タイガー・グローバル・マネジメントの主力ヘッジファンドは3月に7.3%下落した。このほか、マーベリック・キャピタルは5%、バイキング・グローバル・インベスターズは4.1%それぞれ下落した。関係者は匿名を条件に語った。コーチュー・マネジメントは3月に4.8%下落したと、ブルームバーグは先に報じている。

マーベリックの別の運用ファンドであるロング・エンハンスト・ファンドは、強気の投資を増幅するためにレバレッジを活用しており、8.1%下落した。

これらのヘッジファンドは、創業者が著名投資家の故ジュリアン・ロバートソン氏のタイガー・マネジメントで働いていた経歴を持つことから、「タイガー・カブス(子トラ)」と呼ばれている。各社の担当者はいずれもコメントを控えた。

今回の戦争と、世界の原油の約20%が通過する要衝ホルムズ海峡をイランが管理している状況が、市場の動揺を招いている。S&P500種株価指数とハイテク株中心のナスダック100指数はいずれも3月に約5%下落した。

インフレ加速への懸念から、トレーダーは米連邦準備制度の利下げ観測を撤回し、ブルームバーグのグローバル総合債券指数は3.1%低下し、月間ベースで1年強ぶりの大幅下落となった。

原題:Tiger Global, Viking Pummeled Last Month Amid War in Iran (1)(抜粋)

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