イランはパキスタンを通じ、停戦案を受け入れないとの回答を米国側に示した。国営イラン通信(IRNA)が報じた。トランプ米大統領はホルムズ海峡再開を求める期限を7日まで延長し、イランが応じなければ民間インフラへのさらなる攻撃を行うと警告している。

IRNAによると、回答は10項目から成り、戦争の恒久的な終結に加え、制裁解除や復興支援、ホルムズ海峡の安全な通航に関する取り決めなどが盛り込まれている。イラン側の停戦拒否は、世界的なエネルギー危機を引き起こしている戦争の終結に向けた取り組みに新たな打撃となった。

トランプ氏は6日、イランによる最新の回答について「非常に重要な一歩だ」と評価した一方、戦闘終結には不十分との認識を示した。

米国の同盟国はトランプ政権に対し、イランとの瀬戸際での合意を強く求めていると報じられている。事態打開の突破口が開けるかどうかを巡り、市場は神経をとがらせている。

これより先、ニュースサイトのアクシオスは、パキスタン、エジプト、トルコが、イランのエネルギーインフラに対する米国の攻撃や、イランによる地域諸国への報復を回避するため、約45日間の停戦案について協議していると報じた。

イランの現地紙シャルグによると、同国外務省のバガエイ報道官は、米国とのメッセージのやり取りがあったことを認めたが、イラン政府は単なる一時停止ではなく戦争の決定的な終結を求めていると改めて強調した。

戦闘は今も続いており、イスラエル、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)は、6日未明にかけてイランによる攻撃があったと報告した。

トランプ氏は5日、イランの発電所を破壊し、「向こう側のすべてを吹き飛ばす」と強いメッセージを発した後、詳細を明らかにしないまま、米東部時間7日午後8時という新たな期限を示した。3月21日にイランにホルムズ海峡の封鎖解除を迫る同様の最後通告を出して以降、封鎖解除の期限は繰り返し延長されている。

イラン準国営ファルス通信は、過去24時間でイランの許可を得てホルムズ海峡を通過した船舶は15隻に上ると報じたが、紛争開始前と比べると依然として約90%減少しているとした。船舶の所有者や目的地には言及していない。

この紛争の終結は容易ではない。米国とイランは互いの要求を拒否しており、イスラエルはイランの軍事能力にさらなる打撃を与える意向を示している。イスラエルのカッツ国防相は、同国の攻撃によりイラン革命防衛隊の情報責任者が死亡したことを明らかにした。

原題:Iran Rejects Ceasefire Before Trump Ultimatum Expires on Hormuz、Trump’s Iran Deadline Looms With Mediators Pushing for Truce (1)、New Trump Deadline Looms as Ceasefire Push Keeps Markets on Edge(抜粋)

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