米スニーカー企業オールバーズ(Allbirds)が事業を売却し、会社を解散する計画であることが分かった。同社は、環境配慮型のウール製スニーカーでシリコンバレーのテック関係者を中心に人気を博し、2021年11月に株式上場した際には時価総額が40億ドル(約6350億円)を超えた。

オールバーズの資産と知的財産(IP)は、米アメリカン・エクスチェンジ・グループが約3900万ドルで取得することで合意した。4年間で、同社の企業価値は1%未満に低下した計算になる。

アメリカン・エクスチェンジ・グループは、「エアロソールズ」や「エド・ハーディー」など複数のファッションブランドを運営する。

グローバルデータのマネジングディレクター、ニール・サンダース氏はオールバーズが勢いを欠いた理由を「中核的な差別化要因であるサステナビリティーが、多くの消費者にとっては重要な検討要素ではなかった点にある」と分析した。

同社はサステナビリティーを重視する層に加え、顧客基盤の拡大を狙って若年層やランナーの取り込みに注力。小売店網を拡大したほか、レギンスやジャケットなどスニーカー以外にも商品展開を広げたが、コストが膨らんだだけで大きな成果は上がらなかった。売上高は過去3年間、いずれも2桁の減少が続いていた。

日本では、2024年にアウトドア・スポーツ用品大手のゴールドウインが契約を結び、販売を担当している。

原題:Allbirds to Wind Down After Selling Assets for Just $39 Million(抜粋)

--取材協力:Michael Hytha.

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