(ブルームバーグ):金価格はアジア時間31日に続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言で利上げ観測が和らいだ上、トランプ米大統領はホルムズ海峡が再開されないままでもイランとの戦争を終了してかまわない姿勢だと報じられたことを受けて買いが優勢となった。
金価格は31日、一時2.4%上昇。その後上げ幅を縮小して1オンス=4560ドル前後で推移している。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、トランプ大統領が側近に対し、ホルムズ海峡が大部分で閉鎖されたままでも対イラン軍事作戦を終結させる用意があるとの意向を伝えた。これを受け、1カ月に及ぶ戦争の終結への期待が高まった。
これに先立ち、パウエルFRB議長は、戦争に伴う原油価格上昇がインフレ圧力と利上げ観測を強めているものの、米国の長期インフレ期待は抑制されているとの認識を示した。金融政策については「様子見が可能な状況にある」と述べた。
パウエル氏の発言を受けて米国債利回りが低下し、利子を生まない金の保有コストが下がったことが相場を押し上げた。
シンガポール時間31日午後0時15分(日本時間同1時35分)時点で、金現物は1%高の1オンス=4558ドル。銀は2.8%上昇し72.04ドル、プラチナとパラジウムも値上がりした。
原題:Gold Rises on Fed Comments, Report of Trump Weighing War Exit(抜粋)
--取材協力:近藤雅岐.
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