(ブルームバーグ):中国国有の中遠海運(コスコ・シッピング)に関係するコンテナ船2隻が、ペルシャ湾からホルムズ海峡を通過しようと再び試みている。ブルームバーグ・ニュースがまとめた船舶追跡データで分かった。数日前には同様の試みを中断していた。
データによると、CSCLインディアン・オーシャンとCSCLアークティック・オーシャンの2隻は、30日午前にドバイ沖から北東方向へ航行を開始。ホルムズ海峡入口に近いイランのララク島とケシュム島周辺の航路に進んだ。中遠海運傘下のコスコ・シッピング・ラインズのウェブサイトによれば、両船は同社の保有船舶に属している。
イランは米国とイスラエルによる攻撃への報復として、世界貿易の要衝ホルムズ海峡を事実上封鎖しており、最近では液化石油ガス(LPG)運搬船など同国の承認を得た船舶のみが通過している。
2隻は安全な通航を確保するため、中国籍であることや中国人乗組員を乗せていることを示す信号を発信していたとみられる。27日にも同様の対応を取り、イラン近海でUターンしていた。なぜそのまま湾外へ出なかったのかは現時点で明らかになっていない。
両船はいずれも約1万9000TEU(20フィートコンテナ換算)の積載能力を持ち、30日も同じ航路をたどっているのが確認された。米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始して以降、1カ月以上にわたりペルシャ湾内にとどまっていた。
原題:Two Chinese Container Ships From Cosco Attempt Hormuz Exit Again(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.