(ブルームバーグ):米ミシガン大学が発表した3月の消費者マインド指数(確報値)は、3カ月ぶりの低水準となった。中東での紛争がガソリン価格を押し上げ、1年先のインフレ見通しは急上昇した。
米国とイスラエルがイランを攻撃して以来、米国のガソリン価格は平均で1ガロン当たり約1ドル急上昇した。戦争は5週目に入る。以前から広がっていた物価高への懸念が戦争でさらに深まり、消費者が裁量的な支出を切り詰めるリスクが意識されている。

ミシガン大の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は「根強い物価高は引き続き消費者の景気感を支配している。47%が物価が家計を圧迫していると自発的に答えた」と発表資料で説明した。
1年先のガソリン価格見通しが2022年6月以来の水準に急上昇したことにも、シュー氏は触れた。当時のインフレ率はロシアのウクライナ侵攻を受けてピークに達していた。
「中間・高所得層や株式資産を保有する消費者の間で、イラン戦争によるガソリン価格の上昇加速と金融市場の大幅変動の影響で、特に大幅なセンチメント悪化が見られた」と同氏は続けた。

ブルームバーグ・エコノミクスのイライザ・ウィンガー、アレックス・タンジ両氏は「消費者は物価の上振れを一時的な現象ととらえているため、支出動向は今後も労働市場と所得のファンダメンタルズに左右されるだろう」と分析した。
3月の現況指数は55.8と、前月の56.6から悪化。期待指数は4カ月ぶりの水準に低下した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Consumer Sentiment Slips as Inflation Outlook Worsens (2)(抜粋)
(チャートと動画、ブルームバーグ・エコノミクスの分析などを加えます)
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