片山さつき財務相は24日の閣議後会見で、為替市場の動向に関し、「いかなる時もあらゆる方面で万全の対応を取る」と、市場をけん制した。足元の市場動向の具体的なレベルについてはコメントを控えた。

片山財務相は、政府が原油先物市場への介入も視野に複数の金融機関​にヒアリングをしているとの一部報道に関しては、「原油市場の投機的な動きが為替市場にも影響しているというのは広く言われている」と述べるにとどめた。

東京外国為替市場の円相場は対ドルで158円50銭付近と、前日夕の159円台後半から円高方向に振れている。トランプ米大統領がイランのエネルギー関連インフラへの攻撃延期を表明。中東情勢の緊張緩和への期待が広がる中、原油価格が下落し、有事のドル買いが巻き戻された。

政府は24日、2025年度予備費から8007億円の使用を閣議決定した。このうちガソリン補助金の財源として7948億円を基金に充てる。

片山財務相は、引き続き「中東情勢に係る状況を注視するとともに、こうした措置を通じて対応に万全を期す」と語った。26年度予算については年度内成立が必要との考えを改めて示す一方、不測の事態に備えて11日間の暫定予算の編成作業を進めたいと語った。

(予備費使用に関する閣議決定内容を追加して更新しました)

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