世界最大の資産運用会社、米ブラックロックは新たな人員削減に踏み切る。ラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は継続的な人員の最適化を進めている。

事情に詳しい複数の関係者によると、ブラックロックは全従業員の1%弱に当たる約200人を減らす。この1年半で3度にわたり人員削減を実施していた。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に話した。

減員の規模は限定的だが、その頻度の高さは、近年の大型買収を通じて成長してきた同社の企業風土を変えつつある。

関係者によれば、今回の削減対象は運用、オペレーション、テクノロジーなど幅広い部門に及ぶ。また、1年前に120億ドル(約1兆9200億円)で買収したHPSインベストメント・パートナーズによって強化されたプライベートファイナンス部門の職種も含まれる。同買収はブラックロックにとってプライベートクレジット分野で最大規模だった。

ブラックロックの広報担当者は「今回の措置は、絶えず進化する組織としての通常の規律ある取り組みだ」と説明。顧客サービス向上に向け、全事業部門で人員体制を常に見直しているとした。

ブラックロックは、新型コロナウイルス禍の期間に数年間停止していた人員削減を2023年に再開。運用資産14兆ドルの同社は昨年、人員見直しを2度実施し、それぞれ全従業員の約1%を削減した。

原題:BlackRock Sheds Another 200 Jobs, Adopting Regular Cycle of Cuts(抜粋)

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