(ブルームバーグ):米国債相場は20日に大きく下落(利回り上昇)しており、短期金融市場では10月までに利上げが行われる確率が50%に上昇した。中東での紛争が長引けば世界的なインフレを招くとの懸念が背景にある。
米国債市場では全ての年限で利回りが12-15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は米国が中東に艦船3隻を追加派遣し、海兵隊も増派すると報じた。
5年債利回りは昨年7月以降で初めて4%を上回った。10年債利回りは14bp上昇して4.39%と、昨年8月以来の高水準。
短期金融市場はもはや、米利下げが年内に実施される可能性を織り込んでいない。対イラン戦争が始まった2月28日より前には、0.25ポイントずつで2回の利下げを完全に織り込んでいた。

TDセキュリティーズの米金利戦略責任者、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は「イランを巡る紛争が激化し長期化する中、米国債市場は一段のインフレ圧力を懸念しているようだ」と指摘。
「市場はもはや2026年の利下げを織り込んでおらず、むしろ利上げの可能性を織り込み始めている。それが利回り急上昇につながっている」と解説した。
原題:Traders Lift Bets on a Fed Hike This Year as Yields Surge (2)(抜粋)
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