(ブルームバーグ):中東での戦闘を背景に、ドルに対する投資家のポジションは1カ月前に見られた過去最大級のアンダーウエートから「急転換」し、中立的なスタンスに戻ったと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が最新の世界ファンドマネジャー調査で明らかにした。
「地政学的な不確実性が投資家の確信度を低下させた」とラルフ・プロイサー、メーガン・スワイバー両氏らBofAのチームは13日のリポートで指摘。「相場が不安定な中で確信は低いものの、選択肢としてドルの勢いを追うことが選好されている」と記した。
投資家は伝統的な「リスクオフ」の環境を、ドルにとって最大の上昇要因とみているという。
調査対象となったファンドマネジャーのうち、ドルのショートポジションが今年最も確信度の高い取引だと回答したのは6%で、2月の13%から低下。一方、ドルのロングポジションを今年最も確信度の高い取引と答えた割合は17%となり、2月の4%から上昇した。
ドルは「伝統的なリスク回避の動きで上昇している。過去1年に時折見られた通貨や株式の価値希薄化を見込むディベースメント取引とは対照的だ」とストラテジストらは分析。
「背景にある主因は原油価格の上昇で、これがこうした動きをおおむね説明している」と続けた。
調査は米国、英国、欧州、アジアのファンドマネジャー39人を対象に、3月6-10日に実施された。対象者の資産総額は6320億ドル(約101兆円)に上る。

原題:Investors Are Erasing Historically Negative Dollar Bets: BofA(抜粋)
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